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「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2019」クリエイティブかつソーシャルな革づくりを東京から発信/長坂染革株式会社
革新と革本来の魅力を追求し、東京レザーをアップデート
ものづくりは時代を映す鏡。30年続いた平成にピリオドが告げられ、次の時代へと向かう。そんな空気を感じ、呼吸するように、しなやかに進化し続ける長坂染革。染色、オイル、ワックス、こがし加工…と技術を駆使し、革本来の魅力を探る。
ナチュラル感、ハンドメイド感、エイジングほか革好きユーザーの嗜好を把握する一方で、企画担当者の意向も柔軟に反映。ベテランのクリエイターはもちろん、キャリアの浅いビジネスパーソンからも頼りにされている。
重厚感のあるヌメ革から、繊細なインクジェットプリントまで守備範囲は広いが、豚革の魅力をよりよく引き出す仕事を心掛け、持っている技術を注ぎ込む。
「ひとつひとつのご依頼に丁寧にお応えできるよう努力しています。地道にやっているなかで『また頼みたい』と言っていただけるのがうれしいです。こうした積み重ねで東京の革づくりに携わる一員として、できる限り次の世代へつなげていきたい」と代表取締役社長 長坂守康さん。
長坂さんは建築関連の仕事から転身。祖父から続く家業を継いだ。3代目社長自ら現場で手を動かし、若いつくり手、女性スタッフたちを牽引。瑞々しい感性と円滑なチームワークで東京レザーをアップデートする。
(画像:「JFW JAPAN CREATION 2019」出展ブースより)
革・もの・ひとをつなぐ、熱きクラフトマンシップ
「乗用車の内装を試作するご依頼や、ステーショナリー、プロダクトなど、普段関わることがない案件は大変刺激になります。今後もいろいろなジャンルにチャレンジしていきたいです」(長坂さん)。
近年、「クリーマ」「ミンネ」といったハンドメイドマーケットプレイスの需要拡大に合わせ、個人で活動するクリエイターが増加。長坂染革では小ロットの注文にも受け入れ体制を整え、培ってきた技術力と経験で対応している。
「工場見学についてのお問い合わせも増えているので、業務に支障がない範囲内でご希望に添えるようにしています。これまで有力バッグメーカー、セレクトショップ、百貨店ほか、たくさんの関係者にご覧いただきました。人工皮革と皮革の違いをはじめ、基本的な知識を学ぶ機会がない販売スタッフの皆さんにレザーの魅力をお伝えできたらと思います。皮革業界のためになりますし、社会貢献の一助になればいいなと。弊社は浅草、墨田エリアから離れているのですが『浅草エーラウンド』関連企画にもご協力させていただいています」(長坂さん)。
皮革を起点に、ものづくりとひとをつなぐ、同社のクラフトマンシップ。長坂社長をはじめ各スタッフの胸にそっと灯り、ジャパンレザーの未来を照らす。
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【エディターズメモ】
■牛革、ゴートなどのタンニンなめし革も対応。
■美術大学を卒業した若いスタッフが在籍し、感度が高い革づくりが秀逸。
■イベント用に皮革小物の販売(不定期)も行う。
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長坂染革株式会社
東京都葛飾区堀切1-34-8
TEL:03-3691-1161
FAX:03-3691-1512
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東京都/東京製革業産地振興協議会「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2019 東京産の皮革ピッグスキン」を再構成
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東京都/東京製革業産地振興協議会「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2019 東京産の皮革ピッグスキン」
平成30年度 東京レザーファッションフェア2018(ピギーズ・スペシャル)に係る都内皮革鞣製業の広報・宣伝事業
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企画:株式会社ソーシャルデザイン研究所
取材担当:鈴木清之(「B.A.G.Number」)
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ブックレット「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2019 東京産の皮革ピッグスキン」は、「第100回東京レザーフェア」(2019年5月22日~23日開催)の会場内、東京都/東京製革業産地振興協議会ブースで設置・配布予定
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2019年春、リニューアルした東京都立皮革技術センター公式サイトでは、ブックレットの誌面をPDF化。オンラインで閲覧可能です。
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東京都立皮革技術センター
http://www.hikaku.metro.tokyo.jp/honsho/pigskin/
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