【編集長トピックス】フランスの“バッグショップ”レポ。グルノーブルの友達からの便り

By on 2018年7月25日

こんにちは。編集長の川崎です。

私の友人が今年の春、フランス・グルノーブルの街に嫁いで行きました。

グルノーブルといえばスイスにほど近く、1968年に「冬季グルノーブルオリンピック」が開催された場所(古いですね)。

彼女はフランス語の勉強を兼ねて、街のショップに入っては店員さんとカタコトで話しているとのこと。そういう学び方もユニークでいいな。

ある時街に革のバッグ屋さんがオープンした!というニュースを、真っ先に連絡してくれました。私がこの業界の仕事をしていることもあり、店員さんに革やバッグについての突っ込んで質問してみたとのこと。

実は、フランスと日本とのバッグ専門店事情は、全く異なっています。特にヨーロッパには「セレクト型の専門店」というものがありません。どちらかというと、ブランド単独で出店して、イメージを高めていくという手法が目立ちます。

このショップは「PAUL MARIUS」というブランドで、彼女からの情報によると「レトロなヴィンテージ感覚。フランスのデザイナーがインドでモノづくりをしているみたい」とのこと。

店頭ディスプレイやウッディな店内の陳列は、まさにフランスらしい雰囲気で、個人的にはとっても好きなテイスト。

バッグもナチュラル感のあるレザーを使いながら、サークル型やシルバーの箔加工などちょこっとトレンドも入れていたりして。

特にこのサル君とトートバッグがやたらと気に入ってしまった。こういうウィット大好きだなー。

切りっぱなしのゴールドの革に、さりげなくスタッズをあしらって、でも飾りはなくシンプル。こういうデザインて出来そうで難しい。

今年は北半球はどこも酷暑らしいので、向こうも暑いのかなぁ。でも、少し涼しいアルプスの風を運んでくれた、フランスからの便りでした。

みなさんにも、ちょっとお裾分けでした。

ではまた。

 

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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