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“日本の職人を応援する”サイト「KAWANOWA」で、希少な「黒桟革」を使った財布シリーズが登場
こんにちは。編集長の川崎です。
“日本の職人を応援する”サイト「KAWANOWA」で、新しい日本製の財布ラインナップが加わりました。
財布と革小物一筋にものづくりを行ってきた「ラモーダ・ヨシダ」がプロデュースする「Hawk Feathers(ホークフェザーズ)」。このマークは、日本固有のシンボルとしても知られる“鷹の羽紋”のことです。
このシリーズには、軽量で丈夫な「カンガルー革」、革のダイヤとも呼ばれる「コードバン革」そして、月に20枚程度しか生産できないと言われている奇跡の革、「黒桟革(くろざんかく)」を使っている、ラグジュアリーな素材を使用したシリーズです。
古来日本では、甲冑などにも使われていたとても貴重なものでした。しかし現在、生産できるのは姫路の坂本商店さん一件だけとなってしまいました。
作り方もとても時間と根気が必要で、決して単純なものではありません。
「KAWANOWA」サイトからの解説によると───
単に漆を塗りこむのではなく、漆塗りに最適な下地(ベースとなる革)を作る作業が重要です。現在は、その革の鞣しからすべての工程をタンナーである坂本商店が行っています。
まず白く鞣した原皮に、植物から取った「渋」、そして液状の「鉄」を浸透させて下地を製作します。
その後もみ込んでシボを立て、職人の手作業で革に漆を塗り、乾燥させ、さらに漆を塗る、という気の遠くなるような工程を繰り返します。
それにより、漆にボリューム感と深みをもった輝きを出すことができます。
このようなプロセスが積み重ねられた素材です。
また、パリの国際的なファッション見本市 「プルミエール・ヴィジョン」。この「プルミエールヴィジョン・アワード」で、日本企業としては初のレザー部門で「ハンドル賞」も受賞しています。世界的にも注目を集めるようになりました。
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他にも、「財布にこんな仕掛けが?!」と驚くこと請け合いの“カンガルー革”のシリーズ。ちょっとギミック性が効いた、使い勝手の面白さはいままでにない財布の使用感です。
また、使うほど美しい光沢が増す“コードバン革”のシリーズも評判です。千葉県の老舗革工房「レーデルオガワ」さんのコードバンを使っているとか。
この素材の特徴は水性染料による「水染め」。余計な塗膜が表面に乗らないので、他にない深い透明感がポイントです。
春は“張る”につながり、財布を新調する人も増えるシーズン。お財布が“張る”のももちろんですが、自分の気持ちや運気も新しい革小物とともに前向きにしていきたいですね。
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同サイトは「伝統的で巧みな<日本の革製品工房>をもっと盛り上げたい!」、「広く知ってもらいたい!」、「長年愛着のわく逸品に出会ってもらいたい!」との想いが込められ、2016年夏に始動しました。
商品販売にとどまらず、お手入れ、革の豆知識や職人インタビューなど、さまざまなトピックを発信中です。
今年4月からは、「日本の革工房や職人の持つ高い技術力をもっと知ってもらいたい」という強い思いから、国内で製造された“日本製のみ”に絞り込んだラインナップになるそうです。
今後のKAWANOWAの取り組みを楽しみにしたいと思います。
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