【展示会レポート】東京を代表する皮革卸 富田興業が提案! 2018年春夏のレザートレンド

By on 2017年8月1日

ディレクター 鈴木です。「東京レザーフェア」開催後、皮革関連の各社で個展行い、新作を発表しています。そんななか、東京を代表する皮革卸、富田興業にお邪魔しました。2018年春夏シーズンの傾向をレポートします。

富田興業は、革の街・靴の街、浅草で大正時代から続く老舗企業。マーケットのニーズをキャッチしたファッション性の高いレザーを手がけ、トレンドを牽引しています。ショールームの入り口では、華やかなディスプレイがお出迎え。

会場には色鮮やかなレザーがいっぱい。皮革サンプルを製品とともに展示しているので、イメージがしやすいですね。

シーズンテーマは、「CHROMATIC CHAOS」、「DECORATIVE ARTS」、「FRESH PASTEL」、「OCEAN」

同社のクリエイティブディレクター 藤田晃成さん、峠原直実さんがおすすめの新作をご紹介してくださいました。2018年春夏シーズンは「CHROMATIC CHAOS」、「DECORATIVE ARTS」、「FRESH PASTEL」、「OCEAN」をテーマに展開しています。

「東京レザーフェア」の「極めのいち素材」人気投票第一位を獲得した究極のホワイトレザー

まずはこちら、「クールレザー」から。究極のホワイトレザーです。「第96回東京レザーフェア 2018S/S Collection」のスペシャルコンテンツ「極めのいち素材」にて来場者の人気投票、第一位を獲得しました。日本伝統の白なめし技法を最新の技術でアップデートすることで完成。

どこまでも白く、どこまでもソフトに。これまでにありそうでなかった色合い風合いが特長です。ジャケットにもぴったりですね。

ネオンカラーも注目。2020年の「東京オリンピック」に向けた歓迎ムードが高まるなか「スポーツ」をキーワードにしたプロダクトに人気が集まります。パンチング加工を施し、さらに軽快に。

カモフラージュ柄が復活!

柄では、カモフラージュ柄が復活。トレンドキーワードとして、ミリタリーが浮上しています。世界情勢でも緊張感がある昨今ですが、こんな時期だからこそ、平和への願いを込めて、ファッションとして楽しみたいものです。カモフラージュ柄はポスト・レオパード柄としてキャリアウーマンに人気を集めており、付加価値性の高い商品開発に向けた素材を用意なさっているそうです。

ローファーにプラスして。ミックス感がおもしろいですね。

光の加減によって、見え隠れするシャドー感覚のカモフラージュ柄も出品。さり気なくて素敵です。

パイソン柄も人気継続

パイソン柄も人気継続。ヘビは風水的にもラッキーモチーフとして知られ、財布との相性抜群。エモーショナルな消費ともリンクしているため底堅いニーズが。

型押しやプリントなどはファッション性がポイント。リアルなヘビ革はちょっぴり苦手、という女性ユーザーを中心に支持を拡げています。

ファンシーツイード調のレザーがヒット中!

エレガンス、テーラードの復調の兆しをとらえ、ファンシーツイード調のレザーも登場。前シーズンにローンチ以来、受注が相次ぎ、継続されています。

ウール、リネンのような素材感に左右されないので、オールシーズン対応となるのがレザーのメリットですね。

このほかにも柄のバリエーションが豊富。抑えめに表現されたオリエンタルなテイストがいいですね。

モザイク調の柄は、異国情緒が漂います。インテリア雑貨など、ライフスタイル関連ブランドからの引き合いも多いそうですよ。

エフォートレス、シーズンレスといった流れが続くなか、レザーの特性を最大限に生かした提案がさまざまな企業の企画担当者に好評だったようです。つくり手の皆さんの優れた技術、絶えまぬ努力が新しいジャパンレザーの魅力となっていることを再確認。そんなイノベーションとクリエイションが詰まったレザーは、ますます進化しそうですね。

藤田さん、峠原さん 取材ご協力ありがとうございました。

富田興業

http://www.tomita.co.jp/index.html

一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ 公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」6月14日更新分を再構成

http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

About 鈴木清之

オンラインライター。「装苑ONLINE」、スタイルストア「つくり手ブログ」<徒蔵(カチクラ)ガイドブック>ほか、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA/皮産連)関連事業および、国内バッグブランドのブログ、ツイッター&フェイスブックの<中の人>業務、コンテンツ運用を担当。紙媒体ではムック「日本の革」(エイ出版社)の取材・ライティングを担当。<つくり手>と<つかい手>がつながるきっかけをつくっていきたい。

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