【編集長 旅レポ】知ってるようで意外と知らない九州 <ハウステンボス編(1)>

By on 2017年4月12日

こんにちは。編集長の川崎です。

さてと。忘れないうちに書き留めて置きたいと思っている旅レポートを、
ここ数回に渡って掲載してみようかと思います。

V字回復の「ハウステンボス」へ

 桜もほころび始めた、うららかな3月の終わりごろ。
ふと思い立って、九州への二人旅を敢行いたしました。

 クライアントさんへのご挨拶と(もちろんこれがメイン)、
旨い牡蠣が食いたいとのたまう旦那のアテンド(なんでやねん)。
旦那の会社員時代の同僚との再会(この方がまたオモロい)、など内容盛りだくさん。

 そしてV字回復を遂げた「ハウステンボス」のリアルを実感すること。
18億円もの赤字から黒字転換というこの数年の変化は、恐らくあらゆる
商業施設の回復のヒントになるのではなかろうかと考えてみたり。
そのためには一泊して、ちゃんと見てこようということに。
加えて、噂のロボットホテル「変なホテル」が奇跡的に取れたこともラッキー。

 ↓フロントでほほ笑む“ゆめこさん”

 さて。
みなさんにとって「九州」とはどんなイメージでしょうか。
九州は私にとって、なんとなーく親近感のある土地で。
初めて仕事で降りたった20代の時、こんなに“既視感”を抱いたのは初めてでした。
そしてやることなすことに、“後押し感”があったこと。次々と上手くいく。
なんとなく、土地が「応援してくれている」みたいな気分がして不思議でした。

 まあそれもそのはず。
父方の祖父は火の国・熊本生まれ。見守られ感があったわけだ。
私はまだ生家には訪問したことはありませんが、ムダに熱くて猪突猛進
性格は多分に熊本の気質が入っているからでしょう。
(熊本の皆さますみませんm(_ _)m)

 以来九州には仕事含めてとても縁があり、たくさんの出会いや別れ、
多くの個性的なショップにも巡り会えてきました。
 が、今までは本当に仕事中心で、時間があっても街をさらりと見て帰る
という感じでしたが。
 今回はゆっくりと北西部を中心に、長崎~ハウステンボス~福岡(+糸島)
というルートで旅してきました。

地元性みたいな雰囲気が逆に元気

 まず長崎では、クライアントさんが3月にオープンした新店を拝見。
大手資本ではなく、地元主導のショッピングセンター内でしたが、SCオープン当時に
に訪問したときよりも活気があってびっくり。平日なのに客入りも良かったです。

 特に地元、九州からのテナントを積極的に導入していて、郊外型SCに
よくある金太郎飴のような、通り一遍のリーシングではないのも高感度大
地元のお客様を掴んでいるので、キラリと光るこだわりの品揃えも感じられました。
ここまで大型商業施設が広がると、差別化が求められると思いますが、
地元の方にとっては大手チェーンだけでなく、“地元の○○さん”みたいな
ご近所ノリで入れる店があるほうが、安心なのかもしれません。

 そこから旦那念願のカキ小屋を堪能させていただき、半年分くらい平らげました。
続いて、てっぺん過ぎまで大騒ぎしたようなしないような(したってば)。
こういう時につくづく関西人の旦那という存在はありがたいなーと思います。
人との垣根が何一つないのはすごい、尊敬。(否ただの酔っ払い)

 翌日は長崎県立美術館へ。
隈研吾さんのデザインで、オープンした時からこの建築はファン。
カフェにいると、宙に浮いているような設計で“風通しが良いなーと”
思わせる建物のつくりが気に入ってます。
観光スポットとも呼べず、地元ともなんとなく乖離している場所って、
私のような中途半端な旅人には優しい感じ

クレイジーな創設者、神近さんの存在

 そこからいよいよ、ハウステンボスへと移動。
何度も乗っているけれど、JR九州の特急列車は内装デザインが個性的
“また乗りたくなる”と思わせるのはやっぱりすごい。VIVA、デザイン力!

 シートのプリント地やテーブルの木の材料など、東海道新幹線の
シンプルベーシックに比べると、驚くほどのこだわりが感じられます。
こういう点は他のJR系は見習ってほしい。

 ↓この床材×レザーシートのコンビがたまらない

 「ハウステンボス」は、実は15年ほど前のオープン直後に一度訪問しました。
知り合いだった経営者の方に、オープン見学ツアーの中に入れていただいて、
連れてきてもらった記憶があります。有難かったです。
ハウステンボスを作った、神近義邦氏の「ハウステンボスの挑戦」という
本を読んでくるという宿題が出て、一晩で読破して当日に臨みました。

 一言でいうと、この街をあまりにリアルに再現しているという点では、
ある意味狂人レベルだな~という印象。
作り込む中での執念のようなものも感じられ、うすら怖さもありました。

 自身の壮大な夢を貫くために邁進した人に、メガバンクが巨額の融資をし、
こんなテーマパークを作るプロジェクトは、今ではとても考えられないこと。

 とはいえ彼が打ち立てた「夢」に、並みいる地元企業もある意味で、
“乗っかってみたかったのかも”とふと思わせてしまう魅力も、もちろん
なかったわけではない、と実感しました。

 訪問した当時は色々見てまわりましたが、そここに「海鮮丼」とか「たこ焼き」
のぼりが立っていると、「やっぱり100%オランダの街並みにはならんなー」とか
「オランダ文化みたいなものはないの?」といった疑問点も見えてしまい、
期待が大きかっただけにがっかり感もつきまといました。

 約15年前のそんな印象のまま来てしまったので、旅に組み入れたにも関わらず、
期待度はほぼ0スタート何でも来い!楽しむから!みたいな開き直り(上から目線)。

 さて、長い前振りはこのくらいにして、ハウステンボスへと“入国”してみます。
とその前に、ホテルにチェックインでした。
ホテルは・・・、噂に名高い「変なホテル」へ。
どんだけ変なんだよ、という意味ではなく、ここのキャッチフレーズは、
「変わり続けることを約束するホテル」なのだそう。
ふーむ。変わり続けるって、いい言葉だな。アップデートし続ける、ってことかな。

 ハウステンボス駅からは歩いて10分くらいかかるので、アクセスは決して
よくありませんが、ホテルに到着してからの「ファースト インプレッション」で
その疲れは気持ちよくふっ飛ぶこと請け合いです。

 では続きは次回へ。

*

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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