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「ジャパン・クリエーション 2017」レポート(2)

By on 2017年1月5日

東京・丸の内 東京国際フォーラムで11月29日(火)から二日間行われた繊維総合見本市「ジャパン・クリエーション 2017」では、東京製革業産地振興協議会が出展。

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磨き上げた技術力と個性を競う<東京レザー>

地場を拠点とするタンナーをはじめとした事業者のブースを設置。受け継がれた伝統、磨き上げた技術力が秀逸な<東京レザー>を紹介した。

石居みさお皮革(販売代理店:中村貿易)

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ピッグスエードの革問屋、中村貿易では80色以上の色数を常時在庫。発注は一枚からでも可能。サンプルから生産分までスピードと安定供給を目標に営業している。いち早く、ECサイトを始動。ネットでの販売をスタートし、好評だ。

兼子皮革染色工場

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社名の通り、革の染色・加工を中心にグレージング、アニリン、パール、オイル、ワックスはじめ、後加工(色落ち止め、染め直し、汚れ止め、裏吹きほか)を行い、より品質の高いレザーへと仕上げる。

三恵産業

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海外からの評価が高まる<三恵産業>は撥水、防水、ウォッシャブル加工を施したピッグスエードが好評。素染めの下地(常時20色前後在庫)とスプレーによる多彩な色展開(メタリック含む)を基本に多彩な加工を施し、靴やバッグにも使える新素材の開発に注力する。

墨田革漉工業

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次世代を代表する日本のデザイナーとして評価が高い<ミキオサカベ>坂部三樹郎さんとの「東京レザーフェア」コラボレーションプロジェクトが話題の<墨田革漉工業株式会社>。革漉加工の元祖として革漉技術は他の追随を許さない。流行最先端のさまざまな加工のほか、皮革面積計量も行う。

墨田キール

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下地×フィルム×箔の組合せで無限に広がるファッションの楽しさ、レザーの魅力を表現する<墨田キール>。東京産豚革の特性を最大限に生かし革の染色から製品までを一貫製造する<カラフルキールボックス>を27色展開。OEM、ノベルティのニーズにも対応する。豚革でつくった動物のフィギュアは販売イベントで大人気。

ティー・エム・ワイズ

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ピッグスキンだけでなく、シープのスエード革を染色して販売。常時100色程度の在庫をそろえ、フィルムや箔、型押しなどの加工をプラス。エナメル、シュリンク、パールなど、高いデザイン性と個性あふれるレザーを発表する。

ティグレ

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製品ブランド<レザリア>が大ヒット中の<ティグレ>。ウォッシャブルレザーシリーズは、「洗える革という発想とチャレンジ精神。ピッグスキンの軽さと風合いを活かし、デザイン性も高い」と、墨田区の「すみだモダン ブランド」に認証された。ピッグスキンを主力にキップ、ゴード、バッファローなども手がけている。

長坂染革

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革らしさ、新しさを表現し、インテリアほか異ジャンルを開拓する<長坂染革>。ヌメ革の素材感を重視し、手作業により革の魅力を引き出す。牛革、ゴードなどのタンニン鞣しも対応。インクジェットプリントやデザインレーザー加工といった複合的でより個性的な素材を創造する。

ニシノレザー

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ピッグスキンの各種スエード、植物タンニン鞣し、シューライニング、クロムフリー鞣し革などを手がける。鞣し、染色、仕上げ、後加工の一貫工程により、革の性質を生かし、風合いや厚さの調整といった手作業ならではの仕上がりが好評。乾燥を昔ながらの板張りで行う。東京では数少ない丁寧な作業だ。品質も安定し、扱いやすくなる。

福島化学工業

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環境問題とひとにやさしい素材づくりを追求。なかでも<オルガノ>シリーズが人気。特に<オルガノホワイト>は数百回の加工剤の選定、工程の改良によってインクジェット用に最適な白度の高いレザーとなった。ノンクロム、ノンホルマリンが特長の<オルガノⅡ>も完成。皮革では初のJIS規格の抗菌防臭加工も行う。

山口産業

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植物タンニンを用いる、ラセッテー鞣しの技術が高く評価される山口産業。<MATAGIプロジェクト>に続き、新しいマーケットを開拓する<レザーサーカス>をキックオフ。産直レザーと靴のつくり手をつなぐ<みんなの靴プロジェクト>も展開する。自社の工場見学会を定期的に行う。

以上のほか、鞣し、染色、加工技術に優れた事業者が多数参加。<東京レザー>のいまを表現し、発信した。

初出:一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」(2016年11月30日更新分)

http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

About 鈴木 清之

オンラインライター、ブロガー。「装苑ONLINE」、スタイルストア「つくり手ブログ」<徒蔵(カチクラ)ガイドブック>ほか、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA/皮産連)オフィシャルブログおよび関連事業のSNSアカウント<中の人>業務、コンテンツ運用を担当。 紙媒体ではムック「日本の革」(エイ出版社)の取材・ライティングを担当した。 弊誌では担当分のニュースを「B.A.G.NUMBER LENS」として発信。日本国内のバッグブランドを中心に財布、革小物からライフタイルグッズまで幅広く「レザー」「エシカル」「ナチュラル」「サスティナブル」に関するトピックを紹介している。 東京・北千住で生まれ、リーガルコーポレーション(現在は浦安に移転)や大峡製鞄をはじめとした ものづくりのメーカー、ファクトリーが身近にある環境で育つ。精肉店の三代目として家業を継ぐべく竹岸食肉専門学校を卒業。ファッションへの夢を断ち切れず、文化服装学院に入学、同校ファッション情報科を卒業。

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