【編集長コラム】湯布院のぶらり旅で気づいたこと。「映え」の先にあるもの。#2

By on 2020年2月12日

こんにちは。編集長の川崎です。

番外編「湯布院のぶらり旅で気づいたこと」、その2です。その1はこちら。

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湯布院のショップがめちゃくちゃ「映え」を勉強しているというハナシでした。

それはそれで、仕事の自分としては「さすが素晴らしい湯布院!わかってる!勉強してる!」って感心するんだけど、心からまったりしたい生粋日本人の私が「なんか、映えだけなのはもうええわ・・・」って言ってるのも事実。

実は先のランチ処で、すてきなお弁当はいいけれど、お盆に汁汚れが残ってたり、お茶を持ってきた方はすごくぶっきらぼうだったり…。どこか残念感が漂う。

それも百歩譲って仕方ない。言葉の通じない外国人とのコミュニケーションに疲れちゃったのか、はたまためちゃくちゃ忙しいのか。。

でも同情はするけど共感はできない。“神はお盆の隅っこにまで宿ってる”と、このビジュアルとプライスで期待してしまってる。

旅の楽しみってビジュアルだけだっかのか?

また、お宿も素敵でくつろげて良かったけど、なぜかスタッフさんとの会話はほとんどなし。お食事の時に少し話してくれた…かな。基本的にお邪魔はしませんよ、というタイプの宿なんだけれども(そういうスタイルが多い)。

基本的にホステラー(死語)あがりの私は、宿の人とコミュニケーションしないなんてありえん!と寂しくなってしまう。美味しい店や知る人ぞ知るスポットは、地元の人から聞きたいもの。

仕事柄、クリエイターさんや小さなブランドは、「SNSでつながって商品を認知してもらいましょう」という話はめっちゃしています。そこから必ずファンになってくれる人はいるはず、と。

それを忠実にやっていたのが、まさにこの湯布院の商店主たち。もちろん、並んでいた商品は間違いなく美味しかったのですが、「そもそもコミュニケーションって、ビジュアルだけでいいんだっけ?」とふと立ち止まってしまいました。

カッコよさ、おしゃれ感、奇をてらった面白さ。それもいいけど、湯布院に来た理由ってそれだけじゃないはずなんだよな、と。

以前、斎藤一人さんの講演を聞いたとき。印象的な言葉があった。

観光とは、光を観ることです。光とは自然や歴史のことを指しもするけれど、人の中に光を観ることもできる」

と仰られていた。

たぶん私の旅の意味合いは、「人に会って話して、その人から土地の横顔を知ったりして。そして心が動いて、その人と出会えたことそのものが光になる」というイメージなんだと思う。

なので、旅の途中にグっとくる人に出会えないと、私にとっての観光地は光り輝かない。それってクリエイターさんも“自分自身が光になること”と、つながっているのかもしれない。

映えは“光”を見る手前のきっかけに過ぎないんじゃないかな、と。

で、やっぱり最後に“光”に出会えた

…なーんてことを道中二人であーだこだ話しつつ、たまたまメインの商店街から離れた一本裏の道沿いを歩いてたところ。。

地元の女性が営む小さなパン屋さんと、若いご夫婦で営むアウトドアセレクトショップに、偶然巡り合えたのです!まさに暗闇に光明!うれしい~

空港バスまであと30分だというのに、ショップのご夫婦に今まで感じてたことを怒涛のようにしゃべって、うんうん共感してもらって、めっちゃすっきりした!ありがたすぎる!

ショップの旦那さん曰く。

「メイン通りの商店街は地価も高いから、東京とか福岡の資本が入ってて地元の人も行かないですよ。裏道に入ってきてくれてよかった~。
あともし興味あれば、温泉もいいけど登山はどうですか? 由布岳は初心者でも登れるし、今度靴のレンタルもするのでぜひ。近所にはすてきなホステルが出来たし、次に来たときは最初に必ずウチに寄ってから、湯布院の旅をはじめてくださいね。」

えびすさまみたいな笑顔のご主人、もう涙出るくらい嬉しかった。

私のなかで、やっと、光が輝いた。

また来るね、湯布院。。

<川崎智枝の「note」との連携企画です>

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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