【編集長レポート】エチオピアシープのバッグブランド「andu amet(アンドゥアメット)」が青山に直営ショップをオープン

By on 2018年10月15日

こんにちは。編集長の川崎です。

表参道から裏筋を入って徒歩7分の場所に、すてきなバッグショップが先月13日にオープンしました。外装の青いタイルが目印です。

「andu amet(アンドゥアメット)」は、クリエイターである鮫島弘子さんが立ち上げた、エチオピアシープスキンを使った「メイド イン エチオピア」のバッグブランド。

エチオピア産のシープは、実は世界でも原皮としては最高級品。しなやかで軽く、吸い付くようなソフトな触感が特徴で、本当にうっとりする触り心地です。

けれどもエチオピアの現状は、ヨーロッパや北米に原皮として安く原料が輸出されている状態で、国内で最終製品にすることは難しい状態でした。

フランスやイタリアで服飾雑貨に仕立てられれば、それこそ「メイドイン イタリー」等の製品になります。けれど、エチオピア国内には付加価値を生む産業も生まれず、また技術ある職人も育成できていないのが現状でした。

日本でデザイナーとして働いていた鮫島さんは、当時ファッションの大量生産のサイクルに疑問を抱き、JICAによる支援のためアフリカを訪れました。※andu ametHPよりお借りしました

そこで働くにつけ、「支援とはなんだろう?」という疑問も抱きながらも、現地の職人の方々ややる気のあるメンバーと出会い試行錯誤するなかで、彼女の「メイドイン エチオピアのブランドを作る」という強い想いが生まれてきたそうです。

自分の預貯金をはたいて、エチオピアにバッグの工房も立ち上げました。上手くいかないことだらけの日々でも、日本とアフリカを何度も往復しながら、いまの十数人の職人とともに「andu amet」を本当に根気よく育てられてきました。

編集長もブランド立ち上げの2012年頃に、一度六本木ヒルズのポップアップショップを取材したことがありましたが、彼女のまっすぐな姿勢と熱い想いに、心動かされたことを思い出します。

今回はのショップは、「架空のアフリカのホテルのロビー」をイメージ。

レトロモダンな空間に仕上がっていて、足を踏み入れるとどことなくホッとさせてくれます。

アフリカのカラフルなストールなども、バッグとともにディスプレイ。

アクセサリーや革小物なども充実しています。

カラフルな段々が楽しい「BIG HUG」はandu ametの定番アイテム。その下のスクエアトートは、今回のショップオープンに向けて新製品で提案されました。

店内では、鮫島さんのトークイベントなど、バッグとはまた違った切り口でブランドを紹介するような「コト」の仕掛けも行っていくとのこと。

クラウドファンディングも実施したことで、支援者の幅も広がりました。そのサイトの中で、こんなメッセージがあったので紹介いたします。

外見は誰もが気軽に入りやすいお店の形をしていて、でも一歩中に入るとアフリカの光や音や風やパワーを感じさせてくれるような場所。

インスピレーションを得たり、出会いがあったり、そこからさらに新しい何かが生まれるような場所。

そんな磁力のある場所にするためには、自分ひとりだけではなく、たくさんの人に関わってもらい、共犯者を増やさなくては。

オープンはゴールではなくスタート。物販以外にも、ゲストをお招きしてトークイベントをしたり、アフリカで活躍されるアーティストの展覧会をしたり、アフリカ各国のお酒の飲み比べをしたり。

みなさまに楽しんでいただけるような仕掛けを仕組んでいきたいと思っています。

 

「共犯者」って言葉、いいじゃないですか(笑) このショップからまた、鮫島さんの新しいチャレンジがスタートしそうで楽しみです。

お近くに行かれたら、ぜひ足を運んでみてください。

andu ametコンセプトストア】

◆住所:東京都渋谷区神宮前4-16-12 青山ビル1F

◆表参道A2出口より徒歩7分

電話番号:050-5436-2610

営業時間:
平日   13:00〜20:00
日 ・祝 13:00〜19:00
定休日 火&水

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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