【編集長レポート】第86回ギフトショー、編集長的“駆け足”速報レポート

By on 2018年9月10日

こんにちは。編集長の川崎です。

先週の4~7日の4日間で開催された第86回ギフトショー。いままでは第1週と第2週に分かれてましたが、ようやく一週にまとまりました。1日多い4daysでしたので、参加されていた方々は大変お疲れさまでした。

おまけに、火曜日は台風21号木曜日は北海道地震と自然災害がたてつづきに起きて、気が気ではなかったですね。私も初日に行きましたが、休憩室ではずっと台風情報のTwitterを追いかけてしまってました。。

さて、一日取材をしてみて、編集長的視点でまとめてみました。今回は7ホールで開催されていた「グランピング」のコーナーがお気に入り。新しい雰囲気でとても面白かったです。

革メーカー関係も、草加のタンナーのみなさんが新しいブランドを展開されていて、興味深かったですね。

今回も懐かしい面々と再会して、お話も盛り上がりました。今回は「手の込んだ素材づくり」や「自分達しか出来ない仕立て」といった、ワンアンドオンリーの切り口が多かったようです。

*

1.「PARLEY(パーリィー)」パーリィー

カラフルな「エルク革」シリーズや、ヴィンテージなアドヴァン調の「クラシックシリーズ」など、ここならではの個性が発揮されたラインナップが揃う。それぞれアイテムバリエーションも増えて、より幅広い客層にアピールできそう。

今回は初の「手染めシリーズ」を加えて、新しいパーリィーらしさを発揮。ひとつひとつのバッグを、職人が状態を見極めながら手で染めをかけたもの。角度によって変化する深みのある色合いが魅力。

鹿の角やフラッグなどを多用した、ポップなディスプレイを人目を引く。革小物メインだったが、ここ数年でバッグ類が増えてきたのも、ブランドの世界観が明確化している。

2.「camonde(カモンド)」カモンド

「家紋」と「モンド(世界)」とをつなげた造語で、「日本の伝統工芸をリスペクトし、クリエイティブな発想で新しい商品を創造する」というメッセージで展開される革雑貨。今回は金箔職人や漆工芸作家による伝統技術を、革小物に展開したラインナップ。

いつも手に触れる身近なものだからこそ、伝統工芸の良さがダイレクトに伝わるアイテム群。日本の原風景を切り取ったような、佇まいの美しいアイテムが並ぶ。

3.「kanmi.(カンミ)」カンミ

使い込んでいくうちに、自分自身の相棒になるような柔らかなバッグブランド、カンミ。軽くて心地よい手触りなどでファンの多いブランドだが、新たにユニセックスシリーズ「boku」が誕生。家族やパートナーとのシェアするシーンをイメージしている。

また今回は、しなやかなピッグスエードを使った“洗えるレザー”シリーズも新提案。iPadで動画も用意し、どのように洗って、どう乾かせばよいかなどを詳しく解説している。

4.「HIKER(ハイカー)」HIKER SOKA PROJECT

アウトドアシーンの中で革を楽しむ、をコンセプトに、草加市の皮革職人集団とクリエイティブチームが連携して立ち上げた、新たなプロダクトブランドが「HIKER」

分厚いヌメ革を贅沢に使った、屋外チェア薪バスケット蚊取り線香ケースティッシュケースなど、“グランピング”にぴったりなラインナップも楽しい。

まさに隣ブースはキャンプゾーン。イメージしやすい空間づくりがにぎわった。

5.「Ena Kuam(エナクアム)」プチスーク

エシカルコーナーでは、ネパールなどでものづくりを行っている大阪ブランドの「エナクアム」も。今回はペーパー素材のメッシュバッグを新たに登場させ、軽くて使いやすいラインナップを提案。

またウールとシフォン素材とを掛け合わせたという、ふわふわの羽衣のようなストールが大ヒット中(写真右端)。ちょっと肌寒くなった季節にはぴったりとのこと。

6.「ZERO(ゼロ)」ウインセス株式会社

もともとは、工業用の薄いポリエステル素材の手袋を作っていた香川県のメーカーが、新たにデザイナーSatoshi Umenoと組んで生み出したブランド。まさに「ゼロ」グラムと思えるほどの軽さで、中が半透明に透けるのもキュート。

手袋の縫製技術による、数ミリの幅しかない縫い代も見事。“型から起こしたような”無機的なフォルム感ながら、繊細な職人技術のたまものという点もユニーク。

*

以上です。

新しい素材や新しいシーンの提案、様々なユーザー目線からのアイテムも増えていました。更に際を越えるようなコラボレーションが起こってほしいです。

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)