【編集長レポート】2018年 上半期 バッグランキング<ベスト5>

By on 2018年7月30日

こんにちは。編集長の川崎です。

アッというに7月も終わりですね。定番の振り返り企画「バッグランキング ベスト5」になります。
 
今年上半期は、更に混迷を深めたマーケットに突入し、「何を売るべきか」が見えなくなってしまった売場も見受けられました。自分たちの売場の在り方、姿勢、本気度が試されたシーズンとも言えそうです。
 
中でも繊研新聞(7/26)で取り上げられていた“バッグの元気ブランド”ということでは、カットワークが施された「カービング・トライブス(アイランド)」と「カナナプロジェクト(エース)」との結果でした。
 
あまりにも両極端でびっくり…。
 
とはいえ、両者ともに「独自性」「ぶれない企画力」があったかと思います。他の真似ではない、安くするわけでもない。信じた道をひたすら歩むという姿勢が、ユーザーには着実に届いていると実感します。
 
ここで≪2017年の下半期ベスト5(秋冬)≫は何だったのか振り返ってみると。。
 
1位「ファー」、2位「アスレジャー系」、3位「インスタ映え」、4位「クラフト調」、5位「A4サイズ、ボストン」
という結果でした。なるほど、インスタ映えはランキングにも入っていましたね。これから少しづつ、“ヒット商品”という意味あいも変わってくる気がします。
 
では、B.A.G. Numberでの上半期ランキング発表です。
*

【2018 上半期バッグランキング ベスト5】

5位.ライトウエイト系

「軽さ」というファクターを求める方々が、ノンレザー系や軽い「馬革」などへと、一気に流れたシーズンでした。

特に「ジャックゴム」や「アンメットルキャレ」のプリントトートなどは、軽さ+素材の付加価値も高い。これらは超定番であるにも関わらず、変わらぬ人気を誇っているところがスゴイところ。しばらくこの傾向は続くのでしょう。。

4位.サコシュ&ボディ

メンズでは去年に引き続きサコシュやボディ系が売場をけん引。前はリュックで単価が良かっただけに、小ぶりになると一気に値段が落ちてしまったのが残念な点。

ただ、レディスへと波及効果もあったりで、新しいメンズの“小さめ”ニーズの掘り起こしに一役か。

3位.クリア素材

ノンレザー繋がりということもあり、久しぶりにクリア素材が復活。

インナーバッグの色で遊んだり、中のアイテムを見せたりといった、インスタ映え(?!)時代を反映しているのかも。特にアパレルの店頭ではバリエーション豊富に展開されていました。

2位.カゴもの (スーベニール系)

1位かと思いきや、残念ながらカゴは2位。やはり売場に訪ねてみると「去年の方が圧倒的によかった」との声。今年はやや失速してしまったよう。

ラタン系や異素材とのコンビ、マルシェ感覚のPPメッシュ、レザーメッシュなど、“ウーヴン(編み)”ディテールとも連動。

1位.キャンバス素材

あれ?と拍子抜けしそうな1位だが、現場のリアルな声を拾うと「なんだかんだでこのコたちが元気かも」とのこと。キャンバスだけでなく、綿素材の軽くてナチュラルな素材感×革付属などが安定的に動いた。

コンサバ過ぎずカジュアル過ぎない「シーガルシップ」や「TAデザイン」など独自テイストのブランドが良かった。

ランキングは以上になります。

ただランク外ではありますが、「コンサバ系」「コンパクト財布」などのアイテムもありました。ご自身の売場でのランキングと比べていかがでしょうか。

下半期はどのようなアイテムが浮上するのか、見守りたいと思います。

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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