【編集長レポート】祈 復興!尾道の街に溶け込む“倉庫の中のホテル” 「Onomichi U2」に行こう Part1

By on 2018年7月11日

こんにちは。編集長の川崎です。

豪雨の被害が伝えられている岡山から広島エリアですが、たまたま5月上旬頃にそのエリアを2日間ほどかけて取材に行きました。その時の海や山々の深い色合いが忘れられませんが、一転して付近一帯はまだ断水中だったり、建物が倒壊しているところも多くあると聞きます。

5月に取材させていただいたのは、一度お邪魔してみたかった“倉庫の中のホテル”「Onomichi U2(オノミチ ユーツー)」

HPを拝見すると、まだ断水が続き一部の施設のみ営業しているとのことですが、全面復興した暁にはぜひ改めて遊びに行かなくては!と思っています。

そんな「復興祈願」の想いを込めて、ご紹介させていただきます。みなさまもぜひ、街が元気になったら旅しに行きましょう!

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「サイクリスト フレンドリー」がテーマ

さて、広島県と愛媛県を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は、1999年に開通して来年で二十周年を迎えるのだそうです。

早いですね~。開通した時のニュースがまだ新しくよみがえります。あ、私の世代だからですかね。

最近では風光明媚な海と山と島々の光景に魅せられ、海外からの観光客に加えて、“サイクリスト”達にとても人気のスポットなのだとか。

確かに、駅や港で自転車に乗る人たちが多いのにびっくりしました。

そして尾道駅から西へと5分ほど歩くと…。見えてきました。まさに「ザ・倉庫」。でもロゴがさすがおしゃれですね。

ここは2014年、JRの駅から西側の海沿いエリアにオープンした「ONOMICHI U2 (オノミチユーツー)」

ホテル、レストラン、カフェ、瀬戸内のライフスタイルショップ、サイクルショップなどが入居する、全国でも珍しいタイプの複合施設です。

端から端まで通路はなんと90メートル。全部で700坪という広さ!この天井の高さも圧巻です。

もともとは、長期間使われていなかった海運倉庫だったのですが、地元尾道で事業や雇用の創出を行っている、(株)ディスカバーリンクせとうち(当時)が、この施設の全面リノベーションを担当されました。(施設運営は分社した(株)OnomichiU2が実施)。

取締役副社長の井上善文さんにお話を伺いました。

「U2という名前ですが、当時ここの倉庫は『県営上屋(うわや)2号』と呼ばれていたので、その頭文字を取りました。

尾道の街を俯瞰してみると、駅から東側には商店街が広がっていますが、西側は案外寂しい状態なのです。この“駅の西側に新たな賑わいを作ろう”というミッションから、U2のプロジェクトが立ち上がりました。

ご自身も自転車好きという建築家の谷尻誠さんを迎えて、“サイクリストフレンドリー”をテーマに全体の設計を進めました。」

特に、「U2」の半分弱のスペースを占めているのが、「HOTEL CYCLE(ホテルサイクル)」。明かりを落とした落ち着いたエントランスには、自分の自転車もきちんと置けるスペースがあります。

旅行者だけでなくビジネスマンなどにも幅広く支持されているとのこと。外国人の方々も多かったです。

尾道は古くから造船の街であったことから、インテリアには鉄、石、木材といった馴染みある土地の素材が使われています。また室内のスツールやアメニティには、伝統産業である備後絣(びんごかすり)や尾道デニムなどを素材に活かしています。

これがとっても可愛らしくて!デニム製のルームウエアなど、他では決して見られないものでした。

そしてユニークなのは、部屋に愛用の自転車を持ち込めること

壁に掛かった愛車を眺めながらゆったりくつろぐというのも、旅のワンシーンとして思い出深いものになるのでは。

「実は、『ホテル サイクル』というネーミングにも、“自転車”だけでなく“循環”や“時間の流れ”という意味を込めたんです。ゆったりした時間を楽しんでいただければ嬉しいです。」と井上さんは笑ってお話してくださいました。

さて、他の施設も気になります。それは次回に~

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◆ONOMICHI U2

広島県尾道市西御所町5-11 

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「インテリアビジネスニュース」から大幅リライトしました

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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