【展示会レポート】2019年春夏のレザートレンドとは「第98回 東京レザーフェア」レポート#1

By on 2018年5月31日

ディレクター 鈴木です。日本最大級の革と皮革関連資材のトレードショー「第98回 東京レザーフェア」<5月24日(木)~25日(金)/東京・浅草 都立産業貿易センター 台東館>にお邪魔してきました。

 

「レザーフェア」は皮革の需要の拡大及び業界の発展を目的に「皮革製品素材である革および関連副資材」が秘める可能性や魅力を発信。ごく一部ですがレポートします。

 

 

「挑戦と進化」を掲げた

<TLF 19SS カラートレンド>

ピンクやブルー、グリーンなどに注目

 

まずは恒例ブース<TLF Trend Laboratory>から。出展企業の意欲作・自信作をピックアップし、最新トレンド提案として編集。2019年春夏シーズンに向けた素材と副資材を紹介しています。

 

 

伝統と未来の両極を見据えながら、日本の鋭敏な感受性に支えられた色彩と素材、商品づくりに不可欠なインスピレーションを披露。<TLF 19SS カラートレンド>は、「エアリーなピンク」「鎮静と休息」「スパイシーな革色」「質感を堪能するニュートラル」の4カテゴリーです。

 

 

 

「皮革の質感と色との整合性。そこに新たな視点をもち込むことでフレッシュな革の色彩感を打ち出しています。ポイントは、鮮やかさと透明感を特徴とした軽やかなカラーミックス。色が響きあうようなグラデーション、階調や、ホワイティーなニュアンスな表現も重要です」とジャルフィック 池田正晴さん。会場では「革を進化させる色彩」をテーマに3タイプのパレットで展開されました。

 

 

パレット:1 

「BALANCED/過去と未来をつなぐ」

 

シンプルで繊細な「ナチュラル」。革らしさのなかに洗練された美しさが息づいています。今季の注目は、ウォームカラー(ピンク、レッド)。やさしい素材感を表現しています。ホワイティーな透明感、風が通り抜けるような さわやかさがポイント。グレーとのコンビネーションでメリハリを。このほか、ブラウン×グリーン、レッドを中心としたスパイシーカラー、ブラックとホワイトのバリエーション(深みのある色合い・風合い)も要マークです。

 

「美しい肌目が生きるナチュラルな革色」

 

 

 

「肉厚感による存在感」

 

「艶でピンクをモダナイズ」

 

「グラマラスな赤みのピンク」

 

and more・・・


「スパイシーなレッドのバラエティー」

「黄味のブラウンとコントラストするグリーン群」

「マット感がポイントのカラードブラック」

「革の質感を生かしたホワイトの展開」

「ブルーとグレージュの洗練感」

 

 

パレット:2 

「VISUALIST/やわらかな自然の色彩」

 

 

 

ロマンティックななかに新しい装飾性が浮上しています。みずみずしい自然の色彩はグリーンとブルーで。さらにブラウンのアソートで色彩感を強調する傾向です。「フラワー」「ボタニカル」など日常的な自然のモチーフをモダンに昇華。北欧を想起させるカラーリングをイエローで際立たせて。「ナチュラル×メタリック」による対比も気になります。

 

「グラフィカルな効果をもつ色彩」

 

 

「アイシーなターコイズで見せるパターン」

 

 

「ブラウンの役割を果たすカーキ」

 

 

「造形力と抑制感。新しい装飾性」

 

and more・・・


「柔和なボタニカル柄」

「ナチュラル×メタリックの成熟感」

「アクセントカラーは太陽の光」

「ハイブリッドによるフレッシュな未来感」

 

 

パレット:3 

「ADVANCE/華やかにアクティブ」

 

 

 

ライフスタイルを更新していくような、スポーティーな要素の進化が止まりません。アクセントはホワイトと濃厚なスパイシーカラー。ミニマルかつ華やかさやリッチ感の訴求、視覚効果、立体感でのチャレンジングな表現も増えています。

 

 

「ブルー、オレンジ、レッド。ミニマルかつ鮮やかに」

 

 

「マット感で見せるスポーティーカラー」

 

 

「青の潜在力」

 

 

「立体感でニュアンスを加えたホワイティ」

 

andmore・・・


「立体感に向けての実験」

「視覚効果で表現するモダニズム」

「スポーティー素材を黒でモード化」

「未来館×濃密な装飾による新ラグジュアリー」

 

 

リラックスカラー(ブルー×グリーン)、スパイシーカラーなどがラインナップ。「プルミエールヴィジョン」でもフィーチャーされた多彩なグリーン、目立っていましたよ。いよいよ本格的なトレンドとなるのか、期待したいですね。

 

台東区内在住、在勤、在学のかたへ

「ファッション・マーケティング講座」のお知らせ

 

台東区立産業研修センター恒例企画「ファッション・マーケティング講座」<6月14日(木)>の開催が発表されました。2019年春夏シーズンのカラートレンド、マーケットをイタリア、日本の素材展から予測します。新たな講師として、ジャルフィック代表 池田正晴さんが登壇。前述の「東京レザーフェア」<トレンドラボラトリー>ほか、さまざまなプロジェクトを手がけ、国内のレザートレンドの分析・提案における第一人者として知られています。

今回からEメール(kensyuusenta@jcom.home.ne.jp)での申し込みが可能となり、さらに便利に。参加者の住所、氏名、電話番号(日中)<在学・在勤のかたは、勤務先(団体/学校)名、所在地、電話番号>を明記してください。受講料1000円。定員30名(先着順)。エントリーの締め切りは6月7日(木)まで。

 

なお、対象は台東区内在住、在勤、在学のかたとなっています。ご注意ください。

 

「ファッション・マーケティング講座」

日程/6月14日(木)18:30~20:00
場所/東京都台東区橋場1-36-2 
WEB /https://www.taito-sangyo.jp/05-kensyu/center_now.htm

 

第98回 東京レザーフェア http://tlf.jp

一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」とのシェアコンテンツ

http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

About 鈴木 清之

オンラインライター、ブロガー。「装苑ONLINE」、スタイルストア「つくり手ブログ」<徒蔵(カチクラ)ガイドブック>ほか、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA/皮産連)オフィシャルブログおよび関連事業のSNSアカウント<中の人>業務、コンテンツ運用を担当。 紙媒体ではムック「日本の革」(エイ出版社)の取材・ライティングを担当した。 弊誌では担当分のニュースを「B.A.G.NUMBER LENS」として発信。日本国内のバッグブランドを中心に財布、革小物からライフタイルグッズまで幅広く「レザー」「エシカル」「ナチュラル」「サスティナブル」に関するトピックを紹介している。 東京・北千住で生まれ、リーガルコーポレーション(現在は浦安に移転)や大峡製鞄をはじめとした ものづくりのメーカー、ファクトリーが身近にある環境で育つ。精肉店の三代目として家業を継ぐべく竹岸食肉専門学校を卒業。ファッションへの夢を断ち切れず、文化服装学院に入学、同校ファッション情報科を卒業。

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