【バイヤー向け!】明日からの展示会で、2018AWにテーマになりそうなポイントって?

By on 2018年5月14日

こんにちは!編集長の川崎です。

バッグ業界はいよいよ明日(5/15)から3日間、展示会ウィークです。今夜から東京入りしているバイヤーさんなども多いのではないでしょうか。

直前ではありますが、今回の「2018年AWシーズン」に注目するテーマとはなんだろうかと、編集長なりに考えてみました。

以下の4つのテーマをバイヤーさん向けにまとめてみましたので、明日各社を巡りながらアタマの隅に置いてみてはいかがでしょうか。※写真はすべて編集チームの取材による

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1.財布はどうなる?! スマートアイテム

今夜の「クローズアップ現代プラス(NHK)」でもやっていましたね、「キャッシュレス時代」

スマホで支払う若いママたち(実は友達だったんでビックリ(笑))が、お財布いらずの「LINE PAY」を使った“時短ライフ”を堪能してました。

先日も某バイヤーさんと話をしたときに盛り上がったのは、「財布はどうなるか問題」でした。スマホケースなのか、カードが入ればいい極薄財布なのか、はたまた上の年代はオールインワンの大型財布なのか。

財布の小型化はこれからは更に加速して、若い世代は徐々にキャッシュレス時代に入っていくんだと思います。

メンズ系でいえば、薄い財布の代表格「アブラサス」やベタ貼り技術の「革包司 博庵(HIROAN)」、ユハクの「アルベルテ」シリーズ、ミヤレザークラフトの薄財布シリーズ「THINly(スィンリー)」などなど。

“薄さ”をテーマにした財布ブランドは掘り下げてもこんなにありました。これにレディス系も加わるともっとですね。

案外いまはかっちりした財布よりも、「巾着袋」のようなイージーなタイプや、極端な例では「レスポの一番小さな三段ファスナー小物入れ」を財布にしている人もいました(笑)。むしろ便利なんですって。

あまり“財布”を頑丈な枠組みでくくらない、柔軟な発想が必要な時代なのかもしれません。

  

2.ちょっとコンサバ系

スポーティ系からの揺り戻しで、きれいめが復活してきました。カラーものも店頭で動いているので、この流れは秋冬も継続しそうです。

いわゆる「コンサバ」テイストがブレイクしたのは、ノームコアが主流となるずーっと前。2011の震災以降はリュックやスニーカーがメインストリームになったので、かなり久しぶりと言えそうです。

“モテ”は永遠のテーマとはいえ、最近では男子からだけでなく同性からの好感度アップというところも重要なキーファクター。

「シンプル、ベーシック」もなくなってはいませんが、色や素材で個性を発揮した“ファッション性のあるもの“が戻ってきた今春夏の動きは、秋冬になっても継続すると見ています。

それぞれのメーカーが、“どんなものづくりの人と組んで作り上げたのか”という点も、突っ込んでチェックしたいところです。

 

3.小さめから大きめ

ここ数シーズン、「小さめバッグ」が主流になっていましたが、気になるのが「ちょっと大きめ」。ジャストA4サイズくらいから、一泊くらいできるようなビッグサイズも登場しています。

小さめが流行ったことで、財布もコンパクト化し、スマホとミニ財布が入ればOKという“身軽がおしゃれ”という概念も広がりました。

新しい流れとしては、「パラレル(並列な)キャリア」の女性が増えてきたこと。「バリキャリ」でもなく「ゆるキャリ」でもなく「パラ・キャリ」。そして「ワーク・ライフ・バランス」の充実を求める声。

副業OKの会社が増えたり、残業ゼロの時間に趣味やNPOのプロボノ活動をするなど、「もうひとつの自分らしいキャリア」を考える層が生まれています。その時には小さめバッグでは間に合わず、いろいろなものがオールインワンで入る大き目が求められています。

また、政府の後押しもあり役職に就く女性がことなどから、「きちんと感のあるバッグ」「パソコン収納やUSB充電可」など、男性的な機能を求める人も徐々に増えてきました。ちょっと新しい“女性のお仕事バッグ”を考える時が来ているようです。

  

4.リセールバリュー

最後のキーワードが「リセールバリュー」です。まさに今日(5/14)、「メルカリ」がマザーズに上場しましたね。

なんとなく売場のみなさんが肌感覚で感じているのが、「メルカリが怖い…」という漠とした思い。アマゾンもネット通販もそうだけど、ファッション品を「メルカリ」で売り買いしている人が周りでもグッと増えています。

「リセールバリュー」というのは直訳すると「再販の価値」という意味。一度買ったものが、再販(リセール)するときに暴落せず値段がつくかどうか、というのを彼らはとても気にします。

必ずしも有名ブランドである必要はないですが、いま旬のデザインであることや、素材感がいいこと。定番として使えることなど。もちろん誰でも知っているブランドであれば尚可。

バリューをどこに持っていくかは人それぞれですが、ファストファッションが人気凋落したのはこの辺りにも要因がある気がします。

お客さんの中には、リセールバリューを意識しながら“ちょっといいブランドを買う“傾向があるということを、売場のある店長から聞きました。安かろう悪かろうなものでは後で値が付かなくなるので、むしろきちんとしたアイテムを購入する。

ある意味でこれからは、「メルカリや古着とは無縁の世代」と付き合っていくか、「リセールバリューを意識した層に“転売しても価値が下がらないこと“」を訴えていくか。

またはそんなこととは関係なく、「自分たちの店やヒトの価値そのものを上げていく。“コト消費”に対応する」なのか。

極端ではありますが、そんな時代が来ていることを感じます。

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ではみなさま、明日から熱中症に気を付けてオキバリくださいませ~。私もガンバる!

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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