【編集長レポート】宮崎の個性派バッグ専門店「創作屋(延岡市)」。自分らしさの“創作”とは… Part2

By on 2018年7月4日

こんにちは。編集長の川崎です。

大変失礼いたしました。

展示会やら台湾やらが入ってしまい、ずっっっと伸び伸びになっていました「創作屋(延岡市)」さんのトピックスの更新。

Part1からかなり空いてしまいましたが、これはぜひ最初から読んでいただきたいです。→まずはこちら

今回は店長 甲斐さんの販売哲学についてお伝えしたいと思います。

顧客の固定概念を解き放つサポートを

「イオンモール延岡」からほど近く、国道沿いの路面店として位置する「創作屋 本店」

左が店長の甲斐優子さん。

扉を開けると、大きく手前のフロアと奥のフロアの二つに分かれている、二部屋のレイアウトです。手前ではレディス系のカジュアル、財布や革小物、アクセサリーなどが置かれています。

奥の部屋には、メンズ、トラベル系、「ビースタッフ」でまとめられています。ゆったりと陳列された棚には、ひとつひとつの商品とじっくり向き合えるように、“重すぎないディスプレイ”を心掛けているのも創作屋さんらしさ。

手前のフロアのディスプレイ。フラワー柄の「チャオチャオチャコ」が映えますね。棚にもゆったりと陳列。

こちらが奥のフロア。メンズやトラベル系が集められています。


またショップイベントなどもこまめに開催していて、例えば「モキップ」の腕時計のベルトオーダー会や、「バースデザイン」のエプロンイベントなど、個性的なブランドと出会える場を数多く企画されています。

常連のお客さんは、父親の代から通ってくる方から若い女性までと、年齢層が大変幅広いのも創作屋さんらしさ。

「とはいえ、このドアを開けて入ってくるということは、勇気を持って“出会いを探しに来る方”なんですよ。」と甲斐さんは話してくださいました。

お客様の固定概念を外すお手伝いを

「接客する時には、“流行りだから”とか“トレンドです”といった言葉は、私はほとんど使いません。あくまでも、その方が持つことによって、バッグの価値が更に上がったり、商品の“ストーリー性”が生まれたりすることが大切だと考えています。」

ついつい、接客のときには便利な言葉として、「私も持ってます」とか「今のトレンドですよ」などと言ってしまいがち。それを甲斐さんは明確に否定されました。

(↓ レジ前の手作りロゴ)

「女性は意外と、着るもの・持つものに対して『○○じゃないとおかしい』という固定概念を持っています。けれど本音では“取り入れてみたいな”という気持ちもある。女性の心は複雑なんです(笑)

なので私が毎日、いろいろな服を着てコーディネートに挑戦しているのも、そういった方々のために “真っ白いキャンバス”になり、この服だとこう見えるわよ、やってみたら?と背中を押す役割を担っているつもりなんです。」

例えばお客様が都心へと出かけられた時に、お友達から「それあなたにぴったり」「似合いますね」と、バッグから話題が広がり、メッセージを発信していくような「その人ならではのベストな一点」をお勧めすることを意識しているとのこと。

この接客ができればもはや無敵。“甲斐さんからでないと買わない“というお客様が多いというのも、ほんとうに頷けると実感しました。

甲斐さんのコーディネイトはいつも、個性的だけどしっくりとご自身のキャラクターにハマっています。髪もロングだと思えば急にバッサリ切ってしまったり。ファッションを等身大に“楽しむ”ことが出来ている方だなあと思います。

 

そしてご自身で作られたという革のコサージュなどをさりげなく飾り、お客様との対話のきっかけにもしているとか。

今回胸に付けられていたのも、甲斐さん手作りの革のリボン。時には「それと同じものを作りたい」というお客様のご要望で、店内でワークショップを開催することもあるのだとか。

売場に立つことを心から楽しまれていることを、取材を通じて実感させていただきました。

*

そしていよいよ次回。本当は甲斐さんがなりたかった職業についてもこっそりお聞きしました。お楽しみに。

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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