【編集長コラム】福岡・天神の注目バッグセレクトショップ「Polaris(ポラリス)」の秀逸ディスプレイ

By on 2018年4月18日

こんにちは。編集長の川崎です。

さて、九州東海岸ツアーこぼれ話が一段落したところで。

話は再び福岡・天神に戻りまして。去年秋に天神地下街にオープンした「Polaris(ポラリス)」へ、春の立ち上がりの取材に伺いました。

こちらは店内のディスプレイに特に力を入れていて、お客様やメーカーの方々だけでなく、ディベロッパーの担当者からも高く評価されています。

一般的には「ブランド別」に陳列するのが当たり前のバッグ専門店ですが、こちらはその概念を覆し、テイストやカラーでくくっているのが大きな違いです。

まずは店頭から。

ここのウィンドウからして、楽しい雰囲気! 縦にホワイト、イエロー、ブルー、レッドとまとめています。

20坪くらいの横に長い売場で、あくまでもバッグを軸にした品揃えにこだわります。雑貨やアクセサリーを色々置きたくなる気持ちを抑え、バッグで勝負!というのも潔し。

そして、入口正面の渾身のディスプレイはこちら!

スタッフが「レガロ」好きが多いので、メインに置くブランドはレガロになりますが、このコーナーには全部で5、6ブランドくらいが集まっています。

色は絞ってイエロー、ブルー、モノトーン系。そしてキラキラしたシルバーやメタリック。ふわふわしたストールを数枚敷いて、什器の質感を出さない工夫も。

ちょっとした布の結び目にまで心を配り、置く場所や角度にまで気を付けているとのこと。これは通るたびに立ち寄りたくなること請け合い。

店の奥の棚もこんな感じ。

ひとつひとつの棚をボックスに見立て、その中でテーマを決めどのような表現をするのかが腕の見せ所。ブランドでくくらなくとも、ミックスでこんな見せ方が可能だなんて本当に驚きです。

革小物や財布も、バッグと一緒に並びます。こちらはピンクがテーマ。

売場右手の壁面には、値ごろブランドや財布のコーナーも。こう見えて意外にも「カナナプロジェクト」があったりします。でも決して従来通りには置かず、“おしゃれ感重視”で。色使いには徹底して気を配っています。

お財布コーナーには様々な「ギャルソン長財布」を集めて提案。小銭入れ部分が大きく開き、見やすくなっているタイプで、カフェのウエイターが使っていたから“ギャルソン”なのだとか。

そして他にも、地下街の随所に設けられた小さなショップのウインドウにも、ご覧のようなディスプレイが。

赤とベージュに、ブルーやグリーンを差して…と、この色彩感覚はちょっとマネできませんね。私にとってはツボ過ぎます。

今まで色々なバッグセレクトショップを見てきましたが、こんなにディスプレイに“命を掛ける”ような売場は、なかったのではないでしょうか。どこまで突き抜けて行くのか楽しみです。

福岡に行かれることがあれば、ぜひこちらのショップはのぞいてみてください。バッグ好きな方は楽しすぎて震えてしまう(笑)こと請け合いです。

またレポートいたします!

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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