【編集長コラム】金沢名物レストラン「ステーキハウス ひよこ」で学んだこと その1

By on 2018年2月19日

こんにちは。編集長の川崎です。

…ようやく書けます、金沢の珠玉の思い出。

久しぶりの“食ネタ”ですが、今回はいろんな意味で学び深かったので、改めてご紹介いたします。

それにしても2月初旬は寒かった。。

いまでも北陸は豪雪で大変ですが、身をもって体験いたしました。身体もってかれる吹雪ってあるんですね。。

こちら、金沢21世紀美術館の庭にて。わかりにくいけど吹雪いてます。

夫婦であるイベントを見に、久しぶりの金沢訪問でした。金沢でうまいものといえば「寒ブリ」「カニ」「寿司」などなど、海鮮三昧のイメージですよね。

ところがです。

金沢と言えば、「ステーキ」なんです。

小さいながら、全国から予約が殺到してなかなか入れないお店。

著名人もしばしば足を運んでいるというお店。

でも、地元の方でも行ったことないという人も少なくないお店。

バッグブランド「Coquette」のデザイナー・林きょうこさんのお父上が、54年ものあいだ経営されている歴史ある名店です。

なので、以前からお話だけは伺っていました。

でも、まさか実際に足を運べる日が来ようとは。

この金沢ツアーに合わせて旦那がご無理をお願いし、予約させていただきました。感謝でございますm(_ _)m

とはいえ、「メニューはビーフステーキのみ。ごはんはなし。一人前10,000円。以上」

そんな感じ。なかなかのそっけなさ(笑) 興味が沸くではありませんか!どんなご主人なのかめちゃ会いたい。

私は「食べること」は好きですが、そんなにゴハンには“執着”はないほう。

でもここのステーキは、確実に「いつまでも記憶に残る、思い出せる」逸品なんですね。そんな一皿に出会うことは人生でもなかなかないのではなかろうかと。

*

さてと。到着。

店の前にたたずむわたくし。

金沢の中心地からバスに揺られ、そこからまたてくてく歩いてだいぶ来ました。

こちら。

「ビーフステーキの店 ひよこ」とありますが、こんなにステーキハウスらしくない外観は初めてかもしれません。ハードボイルドなお店への期待感が高まります。

4時オープンのようで、ジャストにお邪魔しました。

店内はカウンターのみで7人が横に並ぶといっぱい。まるで人気のラーメン店か何かのよう。すでに予約で満席です。

ご主人は、きりりとコック帽をかぶった紳士。一見寡黙ながら、「お話するときっと面白いに違いない」感を醸し出していて、ひとりで勝手にワクワクしていました。

メニューも聞かず、もくもくと仕事をされていきます。

アルコールは、瓶ビールにハーフボトルのワイン。以上。

座ると出していただくサラダ。このドレッシングも手作りでまた秀逸。

肉は近江牛で、ひとり300グラム! 

普通ならば、私はぜったいに注文しないし食べきれない分量。

でも有無を言わさず、この分量を一人前としてもくもくとサーブするご主人。

肉は脂身がほとんどないヒレ部分を使った、めっちゃくちゃ柔らかい絶妙な焼き加減。お皿には冷めても白い牛脂が浮きません。

でんっっ!

こんな感じです。

けっこう見るとクラッとする分量ですが、女性も一人前をぺろっと食べてしまうのだとか。

丁寧にダシをとったあっさりした和風のソースが美味しくて、付け合わせの木綿豆腐と野菜とがぴったり。

西洋わさびをたっぷりつけて食べて」とのことで、白いさわやかな辛みのわさびを絡めてみるとまた絶妙。

普段はあまり進んで牛肉は食べない方ですが、ここのステーキはスルスルと入ってしまう不思議な魅力がありました。

ごはんは出さないというのも納得。そんな余計なもの食べてる場合じゃない!って感じ。

ひたすら、肉の甘味とご主人の仕事ぶりを、味わい愛でる時間でした。。。いやはや幸せだ~。

そして、この“ビーフステーキ一筋”で店を切り盛りされてきたいままでの歴史を、やっぱり取材根性で聞きたくなるわけです。

お話を伺うと、なーるほど!と膝を打つ「ベストパフォーマンス経営(仮)」が見えてきました。

次回は私の勝手な、ご主人の「経営理念」を推測してみることにいたします。

*

About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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