【編集長コラム】旅する編集長の「台湾レポート」6 ~台湾で見た「福島、元気?」写真展~

By on 2018年1月24日

こんにちは。編集長の川崎です。

台湾レポートその6。今回は「華山1914文創園区」のなかのギャラリーで開かれていた、「福島、元気?」写真展のことです。

そう、「福島のいま」を台湾の若い方々が取材して展示会をしていたんです。

すでに6年が経っている東日本大震災、そして福島の被災地のひとたちのことを、台湾の若い人たちがこうやって気にかけて、福島の取材までして報告してくれることに、正直驚きました。

そして、とてもあったかく、けどなんとなく複雑な気持ちになりました。

日本人でなく台湾の人による、「福島のいま」を知る写真展。いまの自分が、震災への関心が少し薄れてしまっていたこるを見透かされたような気持ちでした。

2017年の8月に福島を訪れていて、農業や教育、伝統芸能などに取り組む方の姿をまとめています。

会場には、「奇跡の一本松」の模型も作られていて。オリジナルの酒樽まで。

福島の牛乳パックまで! 「べこの乳」というネーミングに、なんだか胸が締め付けられます。もしかしたら、もうこのブランドはないのかもしれない。。

伝統文化を引き継ぐひとのコーナー。神社の旗も借りてきたのでしょうか。その土地に住むひとたちのリアリティが伝わってきました。

そして、壁一面に、たくさんの付箋の海。

漢字がわかるだけに、きっとネガティブな意味合いが貼られているのでしょう。

でもそこに、“思いを上書き”するかのように、来場者が書いたと思われる色のついた付箋が。

「加油!(がんばれ)」の文字。

「加油!元気!Taiwan & Japan!! 「元気!元気!元気!Fighting!!!」

この壁の前で、さすがに涙腺決壊しましたね。

こんなに福島を思ってくれる人たちと、海外で、台湾で出会うなんて…。

主催者の方は、「本当の福島を知りたくて取材に行った」とコメントが出されていましたが、その勇気と想いの深さに敬服してしまいます。

台湾の方が「日本が好き」と言ってくれることは嬉しいことですが、まさかここまでとは!という驚きがありました。愛が深すぎる。。

海外に出ないと分からないことってあるな、と実感させられた出来事でした。いい写真展と巡り合えたことに感謝です。

つづきます

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About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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