「スペシャリストブログ」<宮城基郎>「LEATHER GALLERY」レポート

By on 2017年12月2日

「スペシャリストブログ」今週のエントリは、レザークリエイターたちによるポップアップイベント「LEATHER GALLERY」をレポート!

 
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こんにちは。宮城です。現在、<エキュート品川>で開催中のイベント「LEATHER GALLERY」に行ってきました。ユニークな発想、豊かな色柄、配慮の行き届いた使い心地・・・新鮮さが詰まった革製品を通して日本のものづくりの今を発信!

 


<デザビレ>の愛称でお馴染みのインキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>入居ブランドと卒業生ブランド5組、それぞれの個性をご紹介します。

<m.ripple(エムリップル)>村上 裕宣 さん

https://www.mripple1976.com/

人気レザーブランドに長年在籍を独立した村上さんが始動。自由な発想によるデザイナーとしてのクリエーションと革職人としての裁断、縫製、手作業による仕立てが特徴です。


イタリア製レザーをはじめ、奄美大島で泥染めしたピッグスキンの新作シリーズも好評。革小物が特に充実するなか中間サイズの財布がとても気になりました。この春、上野にショップ兼アトリエもオープン(弊誌編集長がレポートしました)するなど着実に成長しています。

 

<RIOWA(リオワ)>奥西 了和 さん

http://www.riowa-jp.com

文化服装学院を卒業後、老舗のメンズレザーグッズメーカー、バッグメーカーなどで、10年以上職人として経験を積み独立。2016年ブランドをスタートしました。レディスの製品で使われるような繊細で華やかな素材を使用しながらも、メンズの上質な仕立ての製品に。

今回のイベント用にすべて一点ものを用意。その数なんと130! ストライプ柄を軸に、多様な配色、素材の組合せで選ぶ楽しさを提案。ディスプレイも巧みです。<PARCO>がプロデュースする<ミツカルストアー>でも展開予定。

 

<comma(カンマ)>遠藤 朋奈 さん

http://www.commabag.com/

女性クリエイターが、企画・設計・製造のすべてをひとりで手がけ、2014年ブランドデビュー以来、フルオリジナルアイテムをリリ―ス。代表作「紳士淑女のためのムダにカッコイイ革小物」シリーズはクラウドファンディングサイト<マクアケ>でローンチ。


ミンティアケース、チューインガムケースといった、二ッチな革製品が話題に。目標金額を達成後も勢いは止まらず、大きな成果を上げました。女性からの共感を集めるだけでなく、大人世代の男性ファンも増えているのだそう。ポップアップと平行して、卸しにも注力していきたいとのことです。

 

<sugata(スガタ)>そめや まさひろ さん

http://someya-shouten.jp

2017年10月のエントリ(「ルームスエクスペリエンス35」レポート)でもご紹介していますが、個人的に注目しているブランドです。「つくり手・つかい手への配慮が行き届き、際立つ」ほかにはないデザイン、機能でファンが増えています。国内最大規模を誇るレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2015」で部門賞を受賞した実力派。そのデザイン力が高く評価され、バッグブランドから自治体まで幅広くオファーが相次いでいます。


シンプルななかにも独自の機能性を有するキーホルダーや小銭入れは存在感、使いやすさ抜群。「誰かに伝えたくなる、話したくなる」ストーリーがSNS時代にぴったりですね。(画像:そめや まさひろ さんフェイスブックより)

 

<FIORAIA (フィオライア)>鈴木 綾 さん

www.fioraia.net

イタリア語で「花売り娘」を意味するブランド名の通り、花や植物をモチーフに展開。鮮やかな色合い、オリジナリティあるデザインが特徴です。女性ならではの感性を生かし、機能も充実。使い勝手のよさで支持が広がり、大手小売店での取り扱いも増えています。

誕生花をテーマにしたコレクションに加え、メタリックレザーのラインも素敵です。新作として、ミニバッグ型ウォレットが登場。忙しい女性の日常生活に華やぎを添えてくれます。ギフトにも最適ですね。

<エキュート品川>は、都内有数のターミナル、JR品川駅構内(改札内)にある好立地。山手線、東海道線、横須賀線などの在来線のほか、新幹線も停車します。近年では東京上野ライン、常磐線特急の始発駅に。京浜急行の始発駅として羽田空港へのアクセスの起点にもなっています。品川駅周辺には、大企業の本社や、城南五山(島津山、池田山、御殿山、花房山、八ツ山)と呼ばれる高級住宅街も点在。通勤・出張で可処分所得が高いビジネスパーソンや富裕層が多く、「住みたい街ランキング2017」総合5位(関東版/「スーモ」調べ)となるなど、人気のエリアです。

私がお邪魔したのは夕方でしたが、ボーナス、クリスマスシーズンということもあり、滞留時間が長く、お買い上げも次々と。弊誌鈴木ディレクターによると、新幹線、特急・優等列車の待ち時間のため、21:00以降も客足が途絶えないそうです。

 

今回は企画持ち込みで実現した自主運営のプロジェクトなのだとか。それだけにバランスがいいですね。デザイン・縫製の傍ら、人任せでない積極的な活動をしていることに感動しました! 先週ご紹介したイベントも<アトリエフォルマーレ>卒業生の皆さんによるもの。販売実務を交替でき、ローテーションでシフトを組めるので、デザインから縫製までをひとりでこなすかたにぴったりですよね。

 

なにより、お客さまが才能あふれるデザイナー(兼 職人)との出会い、コミュニケーションを楽しんでいらっしゃるのが印象的でした。ユーザーに革製品の魅力、クラフトマンのぬくもりを届けることができ、とてもいい傾向ですよね。今後も定例化、リピーターの増加を期待しています。なお、会期は10日(日)までです。

<エキュート品川>

https://www.ecute.jp/shinagawa/limitedshop/1276

 

◆プロフィール◆宮城基郎

DCアパレル、大手バッグ製造卸会社に30年間勤務。営業、MD業務や新規ブランド立ち上げに関わった後、独立。2015年1月起業し、「革業界、バッグ、革小物業界を元気に」を理念に生産・企画・営業まで、トータルにアドバイスできる強みを有し、現在数社とコンサルティング契約。タンナーとの協業によるオリジナル革製品<george(ワインボトルホルダー)>の販売宣伝事業も開始。自身のサイトでブランディングノウハウやファッションビジネス情報の記事を更新中。

<MIYAGI PLANNING>では、生産工場紹介、交渉や売り方の面などでお役に立つサービスをご用意しています。まずはお気軽に無料相談もお受けしていますので、ご利用ください。コンタクトは下記リンク先から。

<MIYAGI PLANNING>

http://miyagiplanning.com

About 鈴木清之

オンラインライター。「装苑ONLINE」、スタイルストア「つくり手ブログ」<徒蔵(カチクラ)ガイドブック>ほか、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA/皮産連)関連事業および、国内バッグブランドのブログ、ツイッター&フェイスブックの<中の人>業務、コンテンツ運用を担当。紙媒体ではムック「日本の革」(エイ出版社)の取材・ライティングを担当。<つくり手>と<つかい手>がつながるきっかけをつくっていきたい。

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