【編集長レポート】2018年春夏・バッグ展示会ウィーク(11/7~9開催)速報 Part1

By on 2017年11月10日

こんにちは。編集長の川崎です。

お疲れさまでした~。年々展示会ウィークの3日間がコタえるようになりました。

3日間の合計35,000歩! …まだ目標の“あの方”を抜けませぬ。

さて恒例となりました、11月7日(火)~9日(木)に開催の2018年春夏バッグ展示会ウィーク「速報版」になります。

ご許可頂いたブランドの、ごく一部のコレクションになりますが簡単にご紹介させていただきます。

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「カラーを打ち出しました」「まだ定番が強いです」「革小物に力入れました」など、各作り手の方々の意見がこんなに違うのも久しぶり。

“厳しさ”は毎シーズンどこも話すことではありますが、加えて大手百貨店のリストラやアパレルの再編など業界内外のざわざわした話題も多かった今年後半。

ある意味で「未来を見越して自分のところはどうあるべきか」、ということを真剣に考え始めているような気配を感じました。

また、展示会での“横のつながり”を持つことを意識し、ゆるやかなネットワーキングを作り始めている事例にも出会いました。

若手から、地方から、新しい動きが出てきている感じがします。

では今回のPart1はまずメンズから。

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1.「オティアス」株式会社アンビリオン

今シーズンのオティアスでは、廃棄される寸前の「消防ホース」をアップサイクルして製作したバッグがラインナップ。

直径10数センチの消防車が使うホースを開き、バッグに仕立て上げている。裏面は防水性の高い素材が使われているので、水にも強い。

また、得意な値ごろ感のあるビジネスバッグも改めてしっかり揃えたとのこと。金具で個性を出し、ビジネスリュック全盛の今だからこそ“あえてブリーフケース”を選ぶ客層に支持されている。

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2.「KIGO」株式会社金魚製鞄

普通であればキズやトラ柄があって、あまり使われない“ブルハイド(雄の成牛)”の革を、バッグや革小物に仕立てた「KIGO」。

他にない個性が認められ、大手百貨店のメンズ売り場にも常設展開が決定した。

今回は細い針金をサイドに巻き付けた「タブレットケース」や、革を硬化させて特別に作成した“革製の鉛筆”などステーショナリー系も手掛けた。「ブルハイドの魅力を更に伝えたい」と意気込む。

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3.「アインソフ」株式会社アインソフ

得意とする国産のものづくりだけでなく、このところは技術力のあるタイ国職人とのコラボレーションも積極的なアインソフ。

今回はムラ感のあるネイビーのレザーのラインナップや、本物と見まごうような「メッシュ風型押し」がポイント。

またクラッチバッグとボディショルダーが合体したような“クラッチボディ”など、ユニークな商品も開発し人気を博している。

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4.「ZOO(ズー)」HEAVEN

素材に徹底してこだわり、自分たちの基準で選んだ革しか使わないというものづくりを行っている「ZOO」。

イタリアで開催されるレザー展にも直接足を運び、これぞという革素材をセレクトしているとのこと。今回はイタリア製の“アドバンレザー”を使った革小物(アイコスケース等)が一押し。

エナメルのように見えるが作りは全く異なる。染色した革の表面に黒の染料を重ね、上から研磨することで下のカラーを浮き立たせるもの。職人の磨きの技が光る。

使っていくほどに黒の染料も落ちて、自分ならではの色合いになっていくのも魅力だ。

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5.「INDEED(インディード)」株式会社インディードクラン

「防水キャリーオン」や「就活ブリーフケース」といった、キーワードが光る「インディード」。雨の時期でも、ブリーフケースをキャリーに乗せて運べるのは嬉しい機能。

痛みがちな止水ファスナーの取付け方にも、工夫を凝らしたとのこと。

また、ギフトやついで買いなどで不可欠な革小物も、様々なバリエーションが増えた。

ユニークなのは「ネクタイケース」(写真中央)で、一般的には丸めてボックス状に収納するものが多いが、これはペンケースのように平たく収納できる優れモノ。出張にもつかいやすい。

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以上です。メンズでも色々な個性が現れ始めました。

では次回につづきます。

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About 川崎智枝

靴・バッグ業界の経営コンサルティング会社にて、23年間MDアドバイスや店舗の活性化、店長・スタッフセミナー等を実施。2014年4月よりフリーとして活動。 コンサルタントとしてメーカーや小売店に対し、「何を売るか」「どう売るか」までを幅広く指導。また研修コーチ、ファシリテーターとして人材育成ワークショップなどを開催。 日本皮革産業連合会主催の皮革研修では、三越伊勢丹、大丸松坂屋などの百貨店を中心にファシリテーターとして研修を実施。 生涯学習開発財団 認定コーチ、日本ファシリテーション協会会員。 業界誌「フットウエア・ プレス」、「インテリア・ビジネスニュース」にライターとして執筆中。 著書「靴・バッグ 知識と売り場作り」(繊研新聞社)など。Bag Number編集長。

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