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「スペシャリストブログ」<宮城基郎>「ルームスエクスペリエンス35」注目ブランドファイル#1 染谷商店<スガタ>

By on 2017年10月7日

「スペシャリストブログ」今週のエントリは、日本最大級のファッションとデザインの合同展示会「ルームスエクスペリエンス35」をレポート。編集長からもご紹介していますが、宮城さんは異なる視点で注目ブランドを厳選しクリエーションにフォーカスしました。

 

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こんにちは、宮城です。「ルームスエクスペリエンス35」で出会った注目ブランドにフォーカスして、そのクリエーションを探ります。今回は<染谷商店>さんをご紹介! 日本製革製品のコンペティション「Japan Leather Award 2015」ではレディースバッグ部門賞を受賞後、インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>に入居した実力派ブランドです。

 

屋号がなんともユニーク。その由来は「最初から革素材に限定せず革以外の日用品を取り扱う企画をしていきたい」との想いからネーミング。<sugata(スガタ)>というブランド名で展開しています。拝見していて、シンプルななかにも、「つくり手・つかい手への配慮が行き届き、際立っている」と感じました。それは、つくり手の、つくり心地にまで及びます。

自ら商品をつくり、使用感を確認しながら、取り都合のよさ、縫いやすさ、つくりやすさも追求。理想だけではなく実践するデザイナーは貴重な存在です。職人さんからもよろこばれ、工賃も含めた協力体制の構築につながっているそう。そんな姿勢に、とても共感します。

製品に生かされた配慮を名刺入れからチェック。二か所のスペースにおよそ15枚ずつ、30枚の名刺が収まり適度な収納量。本体の片側は縫い止め、もう一方はふわりと折り曲げて。かさばらず、出し入れしやすい仕様がいいですね。

キーケースは、カードよりも小さな鍵入れとしてつくられ、ポケットのなかで邪魔にならない設計。キーリングを用いず、鍵を直接ホールドしています。バッグやパンツのベルトにも固定可能に。このほか、小銭入れ、財布などにも商品ひとつひとつに工夫満載です。

 

新作として発表されたキャップも気になりました。きっかけは娘さん。紅白の体育帽を気に入り、毎日身につけていたのを見て、そのデザイン性を再認識。「大人も楽しめるものつくりたい」とスタートしたのだとか。実際試着してみると、大人のコーディネートにもマッチするシックな仕上がりが秀逸でした。

サイズはワンサイズ。後頭部に配したゴムにより調整可能で、男女兼用できます。なつかしくほっこりするテイストが程よく、高感度ユーザーの琴線に触れること間違いなし!

春生地(フランネル)と夏生地(シアサッカー)のリバーシブル仕様となっている春夏帽子。

秋生地(コーデュロイ)と冬生地(モッサー)のコンビネーションによる秋冬帽子。ともに1万円アンダーとアフォータブルです。ブランドコンセプトに沿った革製品以外へのアプローチがバイヤー、プレス関係者からの評価が高かったため、さらに広がっていきそう。

 

この秋は「台東区産業フェア 2017」<10月26日(木)~27日(金)/東京・浅草 東京都立産業貿易センター台東館(ビジネス向け展示商談会)、台東区立花川戸公園(一般向け販売)>、ポップアップストア<11月27日(月)から二週間/東京・品川 エキュート品川2F>に参加予定。今後の活躍に期待が寄せられます。

<染谷商店>

https://www.someya-shouten.jp/

◆プロフィール◆宮城基郎

DCアパレル、大手バッグ製造卸会社に30年間勤務。営業、MD業務や新規ブランド立ち上げに関わった後、2015年1月より独立。「革業界、バッグ、革小物業界を元気に」を理念に、生産・企画・営業まで、トータルにアドバイスできる強みを有し、現在数社とコンサルティング契約。現在タンナーと協業でオリジナルブランドを立ち上げ、新たなメイドインジャパンの切り口でものづくりにもチャレンジ。自身のサイトでブランディングノウハウやファッションビジネス情報の記事を更新中。

<MIYAGI PLANNING>では、生産工場紹介、交渉や売り方の面などでお役に立つサービスをご用意しています。まずはお気軽に無料相談もお受けしていますので、ご利用ください。コンタクトは下記リンク先から。

<MIYAGI PLANNING>

http://miyagiplanning.com

About 鈴木 清之

オンラインライター、ブロガー。「装苑ONLINE」、スタイルストア「つくり手ブログ」<徒蔵(カチクラ)ガイドブック>ほか、一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA/皮産連)オフィシャルブログおよび関連事業のSNSアカウント<中の人>業務、コンテンツ運用を担当。 紙媒体ではムック「日本の革」(エイ出版社)の取材・ライティングを担当した。 弊誌では担当分のニュースを「B.A.G.NUMBER LENS」として発信。日本国内のバッグブランドを中心に財布、革小物からライフタイルグッズまで幅広く「レザー」「エシカル」「ナチュラル」「サスティナブル」に関するトピックを紹介している。 東京・北千住で生まれ、リーガルコーポレーション(現在は浦安に移転)や大峡製鞄をはじめとした ものづくりのメーカー、ファクトリーが身近にある環境で育つ。精肉店の三代目として家業を継ぐべく竹岸食肉専門学校を卒業。ファッションへの夢を断ち切れず、文化服装学院に入学、同校ファッション情報科を卒業。

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